Arcobaleno3 メゾソプラノ東園己音楽日記

北海道在住 メゾソプラノ東園己の音楽日記 演奏活動や稽古のバックヤードなどパワフルな音楽生活をお届けいたします
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北海道二期会オペラ公演 カヴァレリア ルスティカーナ 終演しました

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2016年12月3日4日 北海道二期会オペラ公演「修道女アンジェリカ・カバレリア ルスティカーナ」無事に終えることができました

沢山のお客様においでいただき 二日間共に温かな拍手を頂き 本当に幸せな時間でした

5月から練習がスタートし半年以上 チームとして稽古を積み

全ての幕が降りた時には 感無量で 大きな達成感でいっぱいでした

ヴェリズモのオペラをシングルキャストで二日演ずることに心配していましたが

歌った経験のあるオペラだったこと そしてオペラ「ショパン」を主演した時に二日公演を経験していたこと

何より カバレリア・ルスティカーナというオペラが大好きなことが支えとなりました

とは言え 稽古やオケ合わせを含めて一週間に5回通してこのオペラを歌うのはさすがにしんどかったし

身体や喉のケアにも神経を使いました

本番の直前には何度か耳鼻科にも行きましたし(別になんでもなかったのですが・・)

食べ物の一食一食にも気を使い 大好きなビールも飲みたくなくなりました

今の時期風邪やインフルも怖いので 良いといわれるサプリや食品を探して摂り入れました

最後の最後まで苦しんだのは 緊張性の片頭痛で 慢性化した極度の肩こりと共に頭の痛くない日はなかったように思います



一度も笑顔になることのないオペラを歌うことで 気の滅入ることもありましたし 発声(声)の迷いもありました

でも なんでしょう・・ 私の状態がどうであれ いったん稽古場に入って マスカーニの音楽が流れると

スイッチが入って 脳が勝手にオペラを始めるんです

本当に不思議です 

色々なことがありすぎて 何から書いたら良いのかわかりませんが

今の私の持ってる声と表現力の多くを表出することができ 心からほっとしています

と同時に 終わってしまった今日も稽古したいような気持に襲われています

今は思いつかないけど まだやりのこしたことがきっと沢山あるのでしょう

表現に終わりはないのだと気づいたのは 一日目の公演が終わったあと 会場を出て帰宅するのに運転していた時です

大きなミスもないし それはそれで伸び伸び歌えたと思うし 公演直後は 「明日はもう歌いたくないな・・もうこれ以上できない」

って思ってたんです 

でも時間が経つうちに なんかやり残したことがあるとしたら悔しいな って思い始めたんですよね

特にトゥリッドゥとのやり取りは 自分の中で違和感があるシーンでした

直前まで 代役のテノールの方と稽古をしていて 本役の方との稽古は一回だけでした

だから 今思えば相手の動きを見すぎて 自分の演技の核が揺らいでいるのだと気づきました

「私は一体 誰に何を言っているんだ・・」 そう考えたら とてもナチュラルなことでした

とても簡単なことです でも一番見失うことでもあります

それともう一つ 「勇気」です

これは 仲間からの「言葉」がヒントになりました

ある方が 私のGP(ゲネプロ)を見ていてこう言いました

「東さんのサントゥツァってかっこいいんだよね」

これを聞いて嬉しいなと思う反面 ああ・・役柄に合ってない芝居をしているのかしら・・と気になっていました

確かに サントゥツァという役は 悲しみに暮れている人で カッコよさという言葉からは遠いから・・

ここにも 迷いがあったんですよね

でも 決め手の神ワードをもらうことができたんです

共演者の一人が 楽屋で言ってくれたこと 

 「思うままに 感じるままに演じたらいいと思うよ やっちゃいなよ やりたいように」

なんか すと~んと落ちたんですよね ストッパーみたいなものが!

二回目の舞台は 頭のどこかがすごく冷静で トゥリッドゥの姿がとても良く見えました

と同時にサントゥツァが可哀相で可哀相で何度も泣きそうになり

間奏曲の芝居では ボロボロ涙がでてきました

今まで沢山オペラを歌ってきましたが こんな経験は初めてでした

芝居を変えて歌ったのではなく サントゥツァが誰に何を言いたいのかがわかると芝居が変わったのです

この経験は今回のオペラを通して得た 一番の収穫でした

演者が迷って演じていたら お客様に伝わるはずがないです

でも一生懸命にやってるわけですから 迷っていることにも気が付かないわけですよ

正直 私なんか 一流の声を持っているわけじゃないですからね

声の魅力だけで全幕表現できるわけがない・・

一番最後まで 演出家の駄目出しが出ていたのも トゥリッドゥとのやり取りの部分でしたから

食い下がってみるものですね  これでいいと思ったとこから堕落するわけですよ

本当にいい勉強になりました 二日公演しないとわからなかったことです


今回も多くの方と出会い 多くの方にお世話になり 多くの方のお助けのおかげで乗り切ることができました

高額なチケットを購入して下さり 寒い中足を運んでくださり 沢山の励ましを頂きました

全く未知の方が Facebookから チケットを申し込んでくださったり 

合唱の方も歌はもちろん チケットも応援して下さいました


演出の岩田先生には もうどれだけのオペラ愛を示していただいたでしょうか

岩田先生の前に出ると もうレントゲンにかかったと同じ どんな勉強をしているのか すぐに見透かされます

厳しくもあり 大きな愛のある方で 心から尊敬し感謝しております

パッション 情熱 とはこの方のためにある言葉です

指揮の柴田先生とは今回初めてでしたが イタリア語の発語や フレーズィング 声の方向性まで

大変細かく教えていただき 柴田先生もオペラ愛の塊のような方でした

またぜひ 歌わせていただきたいと思っております

テノールの片寄さん ダイナミックな声でトゥリッドゥを熱演してくださいました

少ない稽古でしたが さすがプロ! バリバリ歌われて不安なく共演させていただきました

二期会メンバーの 平野さん 今野さん 越野さん ご一緒できて幸せでした

中身の濃い半年でしたね

合唱の皆さん 初舞台の方もいらっしゃって 新鮮な気持ちで共演させていただきました

長い稽古期間 ありがとうございました

音楽スタッフ 製作スタッフの皆さんにも本当にお世話になりました


そんなこんなで 書ききれないことの方が多いですが

無事に公演が終わったことと 感想を少しだけ書かせていただきました

舞台のお写真は まだ 無いのですが

楽屋や 練習 そして 打ち上げなどの写真を掲載いたします

例によって 楽屋裏は常にあわただしく ほとんど舞台衣装の写真がありません・・(悲)

カヴァレリアチーム 皆で撮った写真もなく 男性陣と写したものもなく・・・

まあ  こんなものですよね

あるものだけ 見てください  最後まで見てくださればうれしいです



カバ12


公演二日間とも 本当に良いお天気でした

特に3日は快晴でしたね



カバ9


オケ合わせ 芸術の森にて  今野さん 片寄さん  東  平野さん




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アンジェリカ に出演した 林田有美さん  カヴァレリア 合唱に出演した 藤平竜太さん




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二日目 終演後楽屋口にて





カバ6岩田先生と


尊敬する岩田先生と 打ち上げパーティーにて





カバ5


副指揮 塚田さん 合唱の皆さん  岡崎さん




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アンジェリカの皆さん  中央は アンジェリカ 千田さん  子役  今野君




カバ2


音楽スタッフ 右から  奥出さん  押切さん  池田さん 吉泉さん



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藤平さん  林田さん




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共演させていただいた皆さん




カバ7


稽古の時の  アルフィオ今野さんと 東


この演技を  打ち上げで・・・


カバ8



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スーパーテノール お二人

片寄さん 岡崎さん


カバ13


二次会で 皆さんと  二期会 伊藤さん  荊木さん


ああ・・・

またすぐにオペラやりたいです


ありがとうございました

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